ガンダムのアニメシリーズ一覧
| 題名 | あらすじ |
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「機動戦士ガンダム」 1979年~1980年
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宇宙世紀0079年、独立国家を宣言したジオン公国と地球連邦軍の戦いが始まる。 連邦軍が秘密裏に開発していた機動兵器「ガンダム」を、民間人でありながら操縦することとなった少年アムロ・レイ。 アムロと同じく軍属ではないセイラ・マスやミライ・ヤシマ、まだ士官候補生であったブライトら未熟な若者たちは、最新鋭艦であるホワイトベースに乗り込んだことから、シャア・アズナブルやランバ・ラルたちジオン軍のエース級パイロットの追撃を受ける。 そんな極限状況のなかで少年たちは戦士として成長し、アムロは「ニュータイプ」と呼ばれる才能に目覚める。さらに、じつは兄妹であったセイラとシャア、そしてシャアの秘めたるザビ家への復讐心など、複雑に折り重なる人間関係が描かれる。 |
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「機動戦士Z(ゼータ)ガンダム」 1985年~1986年
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舞台となるのは、ジオンと地球連邦の「一年戦争」が終結してから7年後となる宇宙世紀0087年。 宇宙移民への弾圧を行う連邦軍の精鋭部隊「ティターンズ」に対抗する組織「エゥーゴ」の一員であるクワトロ・バジーナ(と名を変えたかつてのシャア)は、潜入したコロニーにてティターンズのガンダムMk-IIを発見し奪取を計画。その混乱のなかで偶然にもガンダムに乗り込み、操縦をこなしてしまうカミーユ・ビダンの姿を目撃したブライト・ノアは、彼にアムロの再来を予感する。 カミーユの出会いや成長、そして悲劇を描きつつも、ティターンズのやり方に納得できずエゥーゴに参入するブライトやエマ・シーン、さらにシャアとアムロの再会など、様々な立場の人物の思惑が物語を形成していく。 |
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「機動戦士ガンダムZZ(ダブルゼータ)」 1986年~1987年
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前作『機動戦士Zガンダム』で描かれた「グリプス戦役」直後の世界である宇宙世紀0088年が舞台だ。エゥーゴの戦艦アーガマは、補修のためにサイド1のシャングリラに寄港。そこでジャンク屋を生業とする少年ジュドー・アーシタと仲間たちは、Zガンダムを盗み出して金儲けを画策する。 それをきっかけに彼らはエゥーゴの一員となり、やがてガンダム・チームを結成。荒んだ状況でもたくましく生きていくジュドーたちを中心とした物語は、コメディタッチの描写も多い。 その一方、前作にも登場したハマーン・カーンは、強烈なカリスマ性で「ネオ・ジオン」を率いて勢力を拡大。エゥーゴとの戦いが激化し、互いに消耗していくなかで、ついに迎えるジュドーとハマーンの因縁の結末は…? |
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「機動戦士V(ヴィクトリー)ガンダム」 1993年~1994年
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サイド2を根拠とする独裁国家ザンスカール帝国が、地球へ侵攻を開始していた。 カサレリアに住む少年ウッソ・エヴィンは、ひょんなことからザンスカール帝国軍のMSを奪い、これを操縦してみせる。 反ザンスカールのゲリラ組織・リガ・ミリティアはウッソの資質を高く評価し、新型MS、V(ヴィクトリー)ガンダムのパイロットとして彼を組織に迎え入れた。故郷の仲間と、幼なじみのシャクティ・カリンを守るため、自ら戦争に身を投じるウッソ。 彼は戦いのなかで、憧れの女性・カテジナ・ルースの裏切りや、多くの仲間たちの死、両親の身勝手な思惑などに直面しつつも、オデロ・ヘンリークやマーベット・フィンガーハットらとともに、過酷な現実に立ち向かっていく。 |
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「機動武闘伝Gガンダム」 1994年~1995年
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F.C.60年。世界の主導権をかけて、各国のコロニーを代表するガンダムが激戦を繰り広げる「ガンダムファイト」第13回大会が開催されようとしていた。 ネオジャパン代表のガンダムファイターであるドモン・カッシュは、ガンダムファイトの優勝を目指しながら、父の開発したデビルガンダムを奪って逃走した兄キョウジの行方を追っていた。 母を殺害し、父を冷凍刑に追い込んだキョウジへの憎しみから、荒んだ心で戦っていたドモンだが、パートナーのレイン・ミカムラとの交流や、各国のライバルファイターたちとの戦い、格闘技の師匠マスター・アジアとの再会、謎の男シュバルツ・ブルーダーとの特訓などを通し、ファイターとして成長していく。 |
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「新機動戦記ガンダムW(ウイング)」 1995年~1996年
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A.C.195年。地球圏統一連合の圧政にあえぐコロニーは、地球に5機のガンダムと5人のパイロットを降下させ破壊活動を行わせる「オペレーション・メテオ」を発動させた。 冷酷なエージェントのヒイロ・ユイ。明るい死神ことデュオ・マックスウェル。寡黙な道化師、トロワ・バートン。砂漠の王子、カトル・ラバーバ・ウイナー。信念の拳士、張五飛。5人の少年たちは、時に協力し合い、時には反目しながら、己の正義を信じて戦う。 連合の特務部隊「OZ(オズ)」総帥トレーズ・クシュリナーダや、エースパイロットのゼクス・マーキス、亡国の王女リリーナ・ドーリアンなど様々な人間の思惑も入り乱れ、平和を求める戦争はいっそうの混迷を極めてゆく。 |
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「機動新世紀ガンダムX」 1996年
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地球連邦政府と宇宙革命軍による第7次宇宙戦争から15年。軍の技術者の父を戦争で失ったガロード・ランは、父親譲りのメカセンスを活かし、ジャンク屋を営んでいた。 そんなガロードに舞い込んだのは、誘拐された少女、ティファ・アディールの救出。首尾よくティファに接触したガロードは、一目で恋に落ちた。 ティファが依頼者に怯えたため、ガロードはティファとともに出奔。彼女の導きでガンダムXを発見、搭乗することになる。 さらに、ティファを守るため、軍に属さない陸上戦艦フリーデンに乗り込んだり、フリーデンを降りてガンダムを売ろうとするなど、ガロードのたくましさはまさに新世紀。 一方、そんなガロードをほどよい距離感で見守るフリーデン艦長のジャミル・ニートの存在感も印象的だった。 |
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「∀(ターンエー)ガンダム」 1999年~2000年
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人類が地球と月に別れて住んでいた正暦2345年、月の住民であるムーンレィスは地球への移民を求めてきた。だが、交渉は決裂。両者の戦いが始まった。 ムーンレィスはこの交渉より前、密かに数人の調査員を地球に降下させていた。そんな調査員のひとり、ロラン・セアックは鉱山主のハイム家の運転手見習いとなっていた。 だが、ロランはムーンレィスのMSの圧倒的な力に翻弄される人々を守るため、遺跡に隠されていた∀ガンダムで応戦。その活躍を機に、ロランは地球側MSパイロットの象徴的な存在となる。 象徴としての話題性を狙った女装も平然とこなしたロランの戦いは、相手を極力殺さないもの。敬愛する月の女王ディアナ・ソレル、彼女とうりふたつの地球人キエル・ハイム。月の武人ギム・ギンガナムなど、数々の思惑のなか物語は時空を越えていく。 |
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「機動戦士ガンダムSEED」 2002年~2003年
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遺伝子操作で生まれた新人類「コーディネイター」と、従来どおりの「ナチュラル」の問で戦争が始まった。 キラ・ヤマトは中立国オーブの学校に通っていたが、近くの工場で極秘開発中の地球連合軍新型MS奪取を狙ったプラントZ.A.F.Tの襲撃に巻き込まれる。 キラは開発中のストライクガンダムに偶然搭乗。ストライクガンダムという最高機密を知ったため、ストライクガンダムのパイロットとなったキラは、マリュー・ラミアスが艦長を勤めるアークエンジェルに乗り込む。 激しい戦いのなかで、キラは幼なじみで親友のアスラン・ザラと再会したが、アスランはZ.A.F.Tのエースパイロットだった。キラとアスランはお互いに思いながらも、アスランの婚約者ラクス・クラインやZ.A.F.T軍人ラウ・ル・クルーゼとも邂逅、激しく戦い続ける。この2人を中心に戦争から生まれる憎悪と、最終的に訪れる和解が軸に物語は進んでいく。 |
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「機動戦士ガンダムSEED DESTINY(デスティニー)」 2004年~2005年
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前作から2年後、地球とプラントは停戦したものの、いまだに疑心暗鬼から抜け出せずにいた。 カガリ・ユラ・アスハが治める中立国のオーブで暮らしていたシン・アスカは、地球連合軍のオーブ侵攻の戦火で両両親と妹を失う。そのため、地球連合軍と、彼らの侵攻を招いたオーブのアスハ家を激しく憎む。 その憎悪を糧に、プラントに移住したシンはZ.A.F.Tに入隊、過酷な訓練を経てインパルスガンダムのパイロットとなった。地球連合軍とアスハ家と同じように、戦争そのものを憎むシンは、プラントの最高評議会議長であるギルバート・デュランダルに傾倒。ディランダルが提唱する「デスティニー・プラン」こそが平和を取り戻す唯一の方法だと盲信し、キラやアスランと対立する。 激しい怒りに道を誤ったシンは、またも想い人ステラ・ルーシェを失い、さらに転落していく。 |
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「機動戦士ガンダム00(ダブルオー)」 2007年~2008年
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内戦の続く中東の国で少年兵として育ったソラン・イブラヒムは、窮地を私設武装組織ソレスタルビーイング(CB)に救出され参加。彼はガンダムマイスターのひとり、刹那・F・セイエイと名乗る。 西暦2307年になっても地球から戦争はなくならず、刹那のほか、ロックオン・ストラトス、アレルヤ・ハプティズム、ティエリア・アーデら、CBは戦争根絶のために武力介入を始めた。 危機感を強めた大国は国連軍を結成し、CBに壊滅的な打撃を与える。だが、それから4年。結成された地球連邦では内紛が発生し、対応のために独立治安維持部隊アロウズが設置される。 国連軍との戦いで生死不明だった刹那たちは真の平和のために戦場に戻る。新たな人類への脅威、CB設立の真の目的に迫りつつ、理想と現実の狭間で揺れる刹那の葛藤の行く先は。 |
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「機動戦士ガンダムAGE(エイジ)」 2011年~2012年
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A.G.101年、人類はアンノウン・エネミー(UE)の侵攻を受けた。生命体かどうかも不明なUEに、圧倒される人類。フリット・アスノは母から託された「AGEデバイス」をもとに、自らガンダムAGE-1を完成させて、UEに立ち向かう。 UEとは、地球連邦が過去に見捨てた火星移住計画の生存者たちが築き上げた国、ヴェイガンだった。過酷な環境で生きるヴェイガンは、「地球」という楽園を取り戻すため、地球連邦に戦争を仕掛ける。 地球連邦とヴェイガンの戦いは激しさを増し、戦いは・息子のアセム、孫のキオへと受け継がれた。フリットはヴェイガンとの戦いで母や友人を失ったために憎しみを捨てられず、アセムはヴェイガンの友人ゼハート・ガレットを気にかけて憎みきれず、キオは真実を知らずに苦悩する。 3世代がそれぞれに異なる立場で物語に関わっていることも、この作品の重要なポイントだ。 |
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「ガンダムビルドファイターズ」 2013年~2014年
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近未来、完成させたガンプラを「プラフスキー粒子」によって実際に動かし、専用のバトルシステム上で戦わせる「ガンプラバトル」が世界的な人気を集めていた。模型店「イオリ模型」の一人息子イオリ・セイは、優れたガンプラ製作能力を持ちながら、操縦を苦手としており、大会では初戦敗退を繰り返していた。
そんなセイの前に、卓越した操縦技術を持つ謎の少年レイジが現れる。セイがガンプラを製作し、レイジが操縦するコンビを組んだ二人は、ストライクガンダムを改造した「ビルドストライクガンダム」で、第7回ガンプラバトル選手権世界大会への出場を目指す。 二人は、ユウキ・タツヤ、リカルド・フェリーニ、ヤサカ・マオ、アイラ・ユルキアイネンら、ガンプラへの強い情熱を持つライバルたちと激戦を繰り広げながら、製作技術と操縦技術を高め、互いの信頼を深めていく。その一方で、レイジの正体やプラフスキー粒子の秘密、世界大会を運営する企業PPSEの思惑も次第に明らかとなる。 従来のガンダムシリーズのような戦争ではなく、模型競技を通じた少年たちの成長と友情を描いた作品である。歴代作品のモビルスーツや名場面への豊富なオマージュに加え、ガンプラの改造、戦術、スポーツマンシップを前面に出した、熱血ホビーアニメとしての魅力を持つ。 |
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「ガンダム Gのレコンギスタ」 2014年~2015年
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宇宙移民と戦争の時代であった宇宙世紀が終わり、長い年月を経て迎えたリギルド・センチュリー(R.C.)1014年。人類は過去の大戦と文明崩壊への反省から、高度な科学技術の再開発を禁じる「アグテックのタブー」を守りながら生活していた。地球で使用されるエネルギー源「フォトン・バッテリー」は宇宙から供給され、軌道エレベーター「キャピタル・タワー」を通じて地上へ運ばれている。タワーとその周辺地域は神聖視され、その運行と防衛を担う組織としてキャピタル・ガードが置かれていた。
キャピタル・ガード候補生の少年ベルリ・ゼナムは、初めての実習中、海賊部隊によるキャピタル・タワー襲撃に遭遇する。ベルリは作業用モビルスーツ「レクテン」で出撃し、いずれの国家にも属さない謎の高性能モビルスーツ「G-セルフ」の捕獲に成功する。G-セルフを操縦していたのは、宇宙海賊部隊に所属する少女アイーダ・スルガンだった。ベルリはアイーダに強く引かれるとともに、本来は限られた者にしか動かせないはずのG-セルフを、なぜか起動させることができる。 やがてベルリは、アイーダや海賊船メガファウナの乗組員たちと行動を共にするようになる。海賊部隊の正体は、キャピタル・テリトリィによるフォトン・バッテリー供給の独占を警戒する国家アメリアの秘密部隊だった。一方、平和維持を目的としていたキャピタル・ガードとは別に、強力なモビルスーツを配備した軍事組織「キャピタル・アーミィ」が急速に勢力を拡大する。ベルリの先輩ルイン・リーも、正体を隠した仮面のパイロット「マスク」となり、キャピタル・アーミィの一員としてG-セルフを追う。 地球上の国家同士の対立は、やがて宇宙から現れた勢力を巻き込み、より大きな戦争へと発展していく。ベルリたちは、フォトン・バッテリーがどこで作られ、なぜ地球では製造を禁じられているのかを確かめるため、月の裏側にあるスペースコロニー国家トワサンガを目指す。そこでベルリとアイーダは、自分たちの出生とG-セルフにまつわる重大な事実を知ることになる。 さらに一行は、フォトン・バッテリーの供給源がある金星宙域の巨大施設「ビーナス・グロゥブ」へ向かう。しかし、宇宙で暮らす人々の中には、地球への帰還と支配権の獲得を目指す者たちがいた。地球への帰還、すなわち「レコンギスタ」を計画する複数の勢力が動き始め、キャピタル・アーミィ、アメリア軍、トワサンガのドレット艦隊、ビーナス・グロゥブのジット団などが、それぞれの思惑を抱えて衝突する。 ベルリたちは特定の国家や軍隊に完全に属することなく、メガファウナで地球と宇宙を巡りながら、世界を支える仕組みと人類の歴史を自分たちの目で確かめていく。だが、長く平和を保ってきた社会にも軍拡と戦争への欲望が広がり、過去の技術を復活させたモビルスーツによる戦闘が激化する。ベルリは圧倒的な性能を持つG-セルフを操りながら、人を殺すことへの恐怖や責任と向き合うことになる。 富野由悠季が『∀ガンダム』以来、約15年ぶりに手掛けた新作ガンダムのテレビシリーズであり、総監督だけでなく全26話の脚本も担当した。少年少女が未知の世界へ飛び出す冒険物語を軸に、過去の文明をどのように継承するのか、豊かさを支える仕組みを誰が管理するのか、差別や格差が戦争にどう結び付くのかといった問題を描いている。色彩豊かで生命感のある映像、個性的なモビルスーツ、宇宙空間での日常生活を重視した描写も、本作の大きな特徴である。 |
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「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」 2015年~2017年
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かつて地球圏を壊滅寸前に追い込んだ大戦争「厄祭戦」から約300年後。地球の統治機構ギャラルホルンが軍事・政治の両面で大きな影響力を持つ一方、火星では貧困や格差が広がり、多くの子供たちが危険な労働や戦闘に従事させられていた。火星の民間警備会社CGSに所属する三日月・オーガスやオルガ・イツカたちも、「ヒューマンデブリ」などと呼ばれながら、大人たちに酷使される少年兵だった。
ある日、CGSは火星の自治と地球からの経済的独立を訴える少女クーデリア・藍那・バーンスタインを、地球まで護衛する任務を引き受ける。しかし、クーデリアを危険視するギャラルホルンがCGSの基地を襲撃すると、会社の大人たちは少年たちを囮にして逃亡する。追い詰められた三日月は、基地の動力源として使用されていた厄祭戦時代のモビルスーツ「ガンダム・バルバトス」に乗り込み、敵を撃退する。 大人たちの裏切りをきっかけに、オルガたちはCGSを掌握し、自分たちの手で生きる場所を築くため、新たな組織「鉄華団」を結成する。三日月を中心とする少年たちは、木星圏を拠点とする巨大企業体テイワズなどの協力を得ながら、クーデリアを地球へ送り届ける長い旅に出る。その道中では、ギャラルホルンの追撃や宇宙海賊との戦闘、仲間の死、裏切り、政治的な思惑に直面しながら、次第に歴史を動かす存在となっていく。 第2期では、火星で大きな勢力へと成長した鉄華団が、ギャラルホルン内部の改革を目指すマクギリス・ファリドと関係を深めていく。オルガは仲間たちにより豊かで安全な暮らしを与えるため、「火星の王」と呼ばれる地位を目指すが、その急速な拡大と危険な選択によって、鉄華団は巨大な権力闘争へと巻き込まれていく。 本作のモビルスーツ戦では、ビーム兵器ではなく、銃弾や砲撃、巨大なメイス、刀剣などを用いた実弾戦・白兵戦が中心となる。モビルスーツの装甲に施された「ナノラミネートアーマー」がビームや熱に高い耐性を持つため、敵の装甲を物理的に打ち砕く、重量感のある泥臭い戦闘が描かれている点が大きな特徴である。過酷な社会で使い捨てにされてきた少年たちの友情と家族意識、彼らを利用する大人や政治権力の構造、そして「仲間のために前へ進み続けること」がもたらす希望と悲劇を描いた作品である。 |
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「ガンダムビルドダイバーズ」 2018年
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近未来、ガンプラをデータとして読み込み、広大な仮想空間で操縦できるネットワークゲーム「ガンプラバトル・ネクサスオンライン(GBN)」が人気を集めていた。中学生のミカミ・リクは、GBN最強のダイバーであるクジョウ・キョウヤに憧れ、親友のヒダカ・ユキオと共に、自作のガンプラ「ガンダムダブルオーダイバー」を駆ってGBNの世界へ飛び込む。
リクたちは、GBN内で不思議な力を持つ少女サラと出会い、ヤシロ・モモカ、ナナセ・コウイチ、アヤメらとフォース「ビルドダイバーズ」を結成する。仲間たちとのミッションや対戦を重ねる一方、ゲームを不正に改変する「ブレイクデカール」を使用するマスダイバーとの戦いにも巻き込まれていく。 やがてサラが、GBN内で偶然誕生した電子生命体「ELダイバー」であり、その存在がシステム障害を引き起こしていることが判明する。リクたちはGBNを守るためにサラを消去しようとする運営側に対し、一人の仲間として彼女を救う道を探す。ガンプラバトルの楽しさだけでなく、オンライン上で築かれる友情や共同体、ゲーム内に生まれた生命をどう扱うべきかという問題を描いた作品である。 |
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「機動戦士ガンダム 水星の魔女」 2022年~2023年
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数多くの企業が宇宙へ進出し、巨大な経済圏を築いたA.S.(アド・ステラ)122年。モビルスーツ産業最大手の企業集団「ベネリットグループ」が運営するアスティカシア高等専門学園に、辺境の地・水星から少女スレッタ・マーキュリーが編入してくる。内気で人付き合いに慣れていないスレッタは、家族同然に育ってきたモビルスーツ「ガンダム・エアリアル」と共に、新しい学園生活を始める。
アスティカシア高等専門学園では、パイロット科、メカニック科、経営戦略科の生徒たちが学び、所属企業の序列が生徒の立場にも強く影響していた。生徒同士の争いはモビルスーツによる「決闘」で解決され、金銭や名誉など、当事者が望むものを賭けて戦うことができる。決闘で最も優秀な成績を収めた生徒には「ホルダー」の称号が与えられ、ベネリットグループ総裁デリング・レンブランの一人娘ミオリネ・レンブランの婚約者となることまで定められていた。 学園へ向かう途中でミオリネと出会ったスレッタは、彼女を支配するように扱っていたジェターク社の御曹司グエル・ジェタークに決闘を挑む。エアリアルを駆ってグエルを破ったスレッタは、新たなホルダーとなり、本人の意思とは無関係にミオリネの婚約者に選ばれる。自由を求めて父に反発するミオリネと、母親の言葉を疑うことなく信じるスレッタは、正反対の性格を持ちながら、互いを支え合う関係を築いていく。 しかし、エアリアルには、人間の身体と機械を情報によって接続する「GUNDフォーマット」が搭載されている疑いがかけられる。GUND技術を軍事転用したモビルスーツは「GUND-ARM」、すなわちガンダムと呼ばれていたが、操縦者の身体と脳に「データストーム」と呼ばれる重大な負荷を与えることから、その開発は厳しく禁じられていた。スレッタが平然とエアリアルを操縦できる理由や、その機体を開発した母プロスペラ・マーキュリーの目的が、物語の大きな謎となる。 エアリアルがガンダムであると疑われ、廃棄処分の危機に陥ると、ミオリネは機体とスレッタを守るため「株式会社ガンダム」を設立する。スレッタが所属する地球寮の生徒たちも会社の一員となり、兵器として恐れられてきたGUND技術を、本来の目的である医療や身体機能の補助に役立てようとする。学園生活と企業経営が結び付く一方、ジェターク社、ペイル社、グラスレー社などの有力企業は、それぞれの思惑からスレッタやエアリアルを利用しようと動き始める。 やがて物語は学園内の決闘を越え、ベネリットグループを巡る企業間の権力闘争、モビルスーツを利用して利益を得る軍需産業の構造、宇宙居住者「スペーシアン」と地球居住者「アーシアン」の深刻な格差へと広がっていく。豊かな宇宙側の企業に支配される地球では反スペーシアン運動が激化し、武装組織「フォルドの夜」による攻撃が発生する。スレッタたちが通う学園も現実の戦闘に巻き込まれ、それまで訓練や決闘として扱われていたモビルスーツが、人を殺す兵器であることを突き付けられる。 一方、プロスペラは、かつてGUND技術を研究していたヴァナディース機関が武力によって壊滅させられた事件と深く関係していた。彼女はデリングが進めていた巨大計画「クワイエット・ゼロ」を利用し、エアリアルを中心とするデータストーム領域によって世界を覆おうとする。スレッタとエアリアルの出生に関する秘密、プロスペラが長年抱えてきた復讐心、ミオリネの父デリングが隠してきた過去が明らかになり、少女たちは親の世代が残した因縁と向き合うことになる。 2022年から2023年にかけてSeason1とSeason2の全24話が放送され、本編に先立つ前日譚「PROLOGUE」も制作された。学園を舞台にした青春物語と企業・政治劇を組み合わせながら、親から子への支配と依存、自分の人生を自分で選ぶことの難しさ、医療技術が兵器へ転用される危険、宇宙と地球の社会格差などを描いている。スレッタとミオリネが、互いとの関係を通じて親の支配から自立し、自分たちの未来を選び取ろうとする過程が物語の中心となっている。 |
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「機動戦士ガンダム ジークアクス(GQuuuuuuX)」 2025年
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2025年4月から6月まで放送された全12話のテレビアニメ。『エヴァンゲリオン』シリーズなどを手掛けるスタジオカラーと、ガンダムシリーズを制作してきたバンダイナムコフィルムワークスのSUNRISE Studiosによる共同制作作品で、監督は鶴巻和哉が務めた。テレビ放送に先駆けて、物語の一部を劇場上映用に再構成した『機動戦士Gundam GQuuuuuuX -Beginning-』も公開された。
舞台となるのは、従来の「宇宙世紀」とは異なる歴史を歩んだ世界である。一年戦争のさなか、ジオン公国軍のシャア・アズナブルが、サイド7で地球連邦軍の新型モビルスーツ「ガンダム」を鹵獲。その後、シャアとガンダムの活躍によって戦局が大きく変化し、ジオン公国が一年戦争に勝利したという「もしも」の歴史が描かれる。 それから数年後、スペース・コロニーで母親と平穏に暮らしていた女子高生アマテ・ユズリハは、何不自由のない日常に、どこか現実感のなさと閉塞感を抱いていた。ある日、戦争難民として故郷を追われ、非合法な運び屋をしている少女ニャアンと偶然出会ったことで、アマテの日常は一変する。軍警察と謎の「赤いガンダム」の戦闘に巻き込まれたアマテは、目の前に倒れていたジオン軍の最新鋭モビルスーツ「GQuuuuuuX(ジークアクス)」に乗り込み、驚異的な操縦能力を発揮する。 その後、アマテは「マチュ」というエントリーネームを名乗り、非合法なモビルスーツ決闘競技「クランバトル」に参加する。クランバトルは、2人のパイロットが「マヴ」と呼ばれる相棒同士となり、2機1組で戦う競技である。マチュは、赤いガンダムを操る謎めいた少年シュウジ・イトウとマヴを組み、ジャンク屋集団「ポメラニアンズ」の選手として、危険な戦いの日々に身を投じていく。 自由を求めて戦うマチュ、戦争難民として生き抜くことを最優先するニャアン、そして「ガンダムが言っている」という不思議な言葉を口にするシュウジ。3人の出会いと関係は、やがてジオン公国軍の内部抗争、ニュータイプを巡る思惑、シャアの失踪、赤いガンダムの秘密など、宇宙世紀全体を揺るがす事件へとつながっていく。 ジオン公国軍のシャリア・ブルも、物語の中心人物の一人となる。『機動戦士ガンダム』では登場場面が限られていた「木星帰りの男」シャリアを、シャアの理解者であり、優れたニュータイプ能力を持つ軍人として大きく取り上げている。シャリアは、シャアと赤いガンダムの行方を追う一方、ギレン・ザビ派とキシリア・ザビ派の対立が深まるジオン軍内部で、独自の目的と信念に従って行動する。 本作は、シャアがガンダムを手に入れ、ジオンが一年戦争に勝利していたら、その後の宇宙世紀はどうなっていたのかを描く歴史改変型の作品である。歴代シリーズの人物やモビルスーツを大胆に再解釈しながら、マチュ、ニャアン、シュウジという若い世代の青春と葛藤を物語の中心に据えている。また、スペース・コロニーでの日常生活や人工重力の表現、ニュータイプ同士が感応する「キラキラ」と呼ばれる現象などを通じて、宇宙で暮らす人間の感覚と、ニュータイプという概念に新たな解釈を加えた作品である。 |
【参考】好きなアニメ人気ランキング投票
全世代で好きなアニメ人気ランキング歴代ベスト10です。「日経エンタテインメント!2014年3月号」の「アニメ名作遺産100」に基づいています。選考方法は、1960~1990年代に発表された作品のうち200作品を編集部が抽出し、「好きな作品(3つまで)」を各世代1000人へアンケート調査しました。 1位は「機動戦士ガンダム」、2位は「ドラゴンボール」です。
| 順位 | 作品名(放送開始年) | 票数 |
|---|---|---|
| 1 | 「機動戦士ガンダム」
(1979年) |
104 |
| 2 | 「ドラゴンボール」
(1986年) |
83 |
| 3 | 「となりのトトロ」
(1988年) |
81 |
| 4 | 「宇宙戦艦ヤマト」
(1974年) |
80 |
| 5 | 「天空の城ラピュタ」
(1986年) |
72 |
| 6 | 「ドラえもん」
(1979年) |
69 |
| 7 | 「ルパン三世 2ndシリーズ」
(1977年) |
56 |
| 8 | 「サザエさん」
(1969年) |
54 |
| 「銀河鉄道999」
(1978年) |
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| 10 | 「CITY HUNTER」
(1987年) |
53 |